シンポジューム「ホッとできる生活をこの街で ~格差社会とメンタルヘルス~」報告

申し訳ありません。6月8日に多摩総合医療センター講堂で開催されたシンポジュームの報告が遅れてしまいました。たくさん学ぶことがあって、その分きちんと報告しなければならなかったのですが。今さらながらですが、2つだけ報告させてください。1つは、湯浅誠さんの講演で印象に残っている話。1つは私がシンポジュームで発表させていただいたことについてです。

湯浅さんが基調講演で話していたことで最も印象に残ったこと、それは、「自分たちの活動を上手にプレゼンしなさい」ということでした。私たち法人コットンハウス、フレンズは、どうもプレゼンすること、アピールすること、主張することが不得手の部分があります。いい考え方で、いい活動をしていても、同時にプレゼンしていかなければ、関係者にすら理解してもらうことは難しいし、まして社会に訴えることはできない、変えていくこともできないということでした。

さて私の報告ですが、その趣旨は、
「かつて作業所と言われていたところは、たいてい就労支援施設に変わりました。そのことでもすでに格差を感じたものですが、就労支援自体において、あちこちで格差というものが生じているように感じます。そこに支援の在り方としてジレンマを感じます。一人の人間である利用者を支援するにあたっては、地域全体にあっても一施設にあっても、多様性ということが大切ではないでしょうか?仕事は多くの人にとって大切な目標ですが、それだけということではなく多様な生き方を支援することも大切ではないでしょうか」とういうことを述べさせていただきました。

きちんと報告できなくて申し訳ありません。 by土屋秀則