シンポジューム「ホッとできる生活をこの街で ~格差社会とメンタルヘルス~」報告

申し訳ありません。6月8日に多摩総合医療センター講堂で開催されたシンポジュームの報告が遅れてしまいました。たくさん学ぶことがあって、その分きちんと報告しなければならなかったのですが。今さらながらですが、2つだけ報告させてください。1つは、湯浅誠さんの講演で印象に残っている話。1つは私がシンポジュームで発表させていただいたことについてです。

湯浅さんが基調講演で話していたことで最も印象に残ったこと、それは、「自分たちの活動を上手にプレゼンしなさい」ということでした。私たち法人コットンハウス、フレンズは、どうもプレゼンすること、アピールすること、主張することが不得手の部分があります。いい考え方で、いい活動をしていても、同時にプレゼンしていかなければ、関係者にすら理解してもらうことは難しいし、まして社会に訴えることはできない、変えていくこともできないということでした。

さて私の報告ですが、その趣旨は、
「かつて作業所と言われていたところは、たいてい就労支援施設に変わりました。そのことでもすでに格差を感じたものですが、就労支援自体において、あちこちで格差というものが生じているように感じます。そこに支援の在り方としてジレンマを感じます。一人の人間である利用者を支援するにあたっては、地域全体にあっても一施設にあっても、多様性ということが大切ではないでしょうか?仕事は多くの人にとって大切な目標ですが、それだけということではなく多様な生き方を支援することも大切ではないでしょうか」とういうことを述べさせていただきました。

きちんと報告できなくて申し訳ありません。 by土屋秀則


chitama chirashi ← 「第3回ちたまフォーラム」のチラシです。

また遅くなりましたが、

ちたま(地域ネットワーク多摩)の「第3回ちたま精神保健医療福祉フォーラム」のお知らせをいたします。

今回は、前回の「お知らせ」でご報告させていただいた湯浅誠さんを迎えて、

湯浅さんには、「格差社会とメンタルヘルス」というテーマで講演いただき、

その後、「多様な生き方をサポートする」をテーマにシンポジュームを開きます。

わたくし土屋秀則もシンポジストとして、

「支援の多様性と支援のジレンマ」というテーマで発言いたします。

詳しくは添付のチラシをご覧いただきたいのですが、

時:平成25年6月8日(土)

場所:多摩総合医療センター講堂

参加費:無料

です。お知らせが遅くなりましたが、どうかお誘いあわせの上、

お越しいただければとお願いいたします。

できましたら、参加申込書でFAxしていただけるとありがたいのですが。

 


遅くなって申し訳ありません。

でも報告しないよりしたほうがいいと思い、3月2日有楽町朝日マリオンで開催された「湯浅誠氏講演&フォーラム」を公聴した感想をご報告させていただきます。

ここに来て格差社会が進行していますが、それは単に貧困層が増加しているということではなく、その貧困とは、お金の問題だけではなく一人個人の周りに誰もいなくなってしまうそういう状態のことを言っているそうです。何らかのきっかけで収入がなくなる。また孤立してしまう。競争社会の中で気が付くと周りに誰もいなくなってしまう。それが貧困です。子供も、子供を育てる母親も、働く父親も、大人も、高齢者も、気が付くと周りに誰もいなくなって孤立している。それでいろんな問題が起きる。貧困でなくとも、孤立だけでも問題は起きる。貧困と孤立が重なっていると更に不幸は大きい。ホームレス問題、マクドナルド難民、漂流老人、虐待の問題、そして自殺。ところが、孤立をあえて求める人間もいる。若い人がひきこもる例。いまや壮年でもひきこもっている方も多い。集団で閉じた生活を送る場合もあるかもしれない。

そこで大切なことは、「縁」を作ることということでした。社会的な言葉でいえばセーフティネットということでしょうか。個人でも縁を大切にしていく生き方が重要になっている。家族の縁、地縁、会社の縁は希薄になる一方みたいです。社会の仕組み作りの重要性とともに、個人として縁を大切にしていく生き方が求められていると思いました。

世界には貧乏=不幸ではない社会があるということです。日本は、貧乏=貧困・孤立=不幸という状況です。

私たち風&コットンは、障害があっても貧乏でも幸せになることを目標にしています。

土屋秀則(風&コットン)

 


カフェのページ公開しました。
美味しいコーヒーご用意してお待ちしております。


お待たせいたしました。
コットンハウスのページ公開しました。
どうぞよろしくお願いいたします。